Vovó CANDINHA
Vovó Candinha Project(ヴォヴォ・カンジーニャ・プロジェクト)
一杯のコーヒーが、誰かの未来を支える。
「Vovó Candinha Project(ヴォヴォ・カンジーニャ・プロジェクト)」は、ブラジル・グアリロバ農園の共同経営者 Elisa Paiva Lamounier(エリザ・パイヴァ・ラムニエル) さんが、農園で働く女性たちの経済的自立と活躍を支援するために立ち上げた取り組みです。
プロジェクト名は、エリザさんの高祖母であり、地域の人々から「Vovó Candinha(カンジーニャおばあちゃん)」と親しまれた女性に由来します。
彼女は裕福ではありませんでしたが、困っている人を見かければ手を差し伸べ、誰に対しても分け隔てなく接する思いやりに満ちた人物でした。その精神は今も家族や地域に受け継がれ、このプロジェクトの象徴となっています。
参加する女性たちは、農園内の専用区画を担当し、栽培管理から完熟チェリーの手摘み収穫までを責任を持って行います。そして、このロットの売上の一部は参加した女性たちへ直接還元される仕組みとなっており、安定した収入だけでなく、自らの仕事への誇りや地域での自立にもつながっています。
「誰かを思いやる小さな行動が、未来を変える。」
その想いが、この一杯のコーヒーには込められています。
Fazenda Guariroba(グアリロバ農園)
ブラジル・ミナスジェライス州サント・アントニオ・ド・アンパロに位置するグアリロバ農園は、1939年創業の歴史ある農園です。標高約1,100mの恵まれた環境でコーヒーを栽培し、現在は Gabriel Lamounier Vieira(ガブリエル・ラムニエル・ヴィエイラ) 氏と Elisa Paiva Lamounier(エリザ・パイヴァ・ラムニエル) 氏を中心とした家族によって運営されています。
グアリロバ農園の名を世界へ押し上げたのは、2016年のCup of Excellence(CoE) ナチュラル部門で90.5点を獲得し優勝したことでした。
その後も農園は歩みを止めることなく、コーヒーの発酵技術を科学的に研究し続けています。世界的な発酵研究者 Edwin Noreña とも協力しながら、世界最先端の精製技術を追求するブラジル屈指のイノベーティブファームとして知られています。
従来の「ブラジル=ナッツやチョコレート」というイメージを覆し、華やかなフローラルやトロピカルフルーツを感じる新しいブラジルコーヒーを次々と生み出しています。
このコーヒーについて
このロットでは、ピンクブルボンやパライゾなど華やかな個性を持つ品種を中心に、グアリロバ農園独自の発酵技術によって仕上げられています。
まず酸素を取り入れながら微生物を活性化させる**好気性発酵(Aerobic Fermentation)を行い、その後、酸素を遮断した嫌気性発酵(Anaerobic Fermentation)**へ移行する二段階発酵を採用。さらに時間をかけた低温乾燥によって、発酵によって生まれた繊細な香りを豆の内部へ閉じ込めています。
その結果、ブラジルコーヒーとは思えないほど透明感のある味わいが生まれます。
口に含むと、ラベンダーやジャスミンを思わせる華やかなフローラルが広がり、黄桃やライチ、アップルミントを感じるみずみずしい果実味へと続きます。後半にはホワイトチョコレートやコットンキャンディを思わせる上品な甘さが長く続き、雑味のないクリーンな余韻が心地よく残ります。
このコーヒーは、世界中のロースターやバリスタから高く評価されるだけでなく、「ブラジルコーヒーの可能性」を大きく広げた象徴的な存在でもあります。
私たちがこのコーヒーに惹かれた理由は、その華やかな風味だけではありません。
一杯のコーヒーの背景には、生産者の挑戦があり、女性たちの誇りがあり、地域を支える想いがあります。
その物語ごと焙煎し、一杯のコーヒーとして皆さまへお届けします。
ぜひ、Vovó Candinha Projectが育んだ特別な一杯をお楽しみください。
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